近年、高齢化や高度情報通信社会の進展により、商品・サービスの多様化など、消費者を取り巻く環境は大きく変化し、利便性が向上する一方で、消費者トラブルは悪質・巧妙化しています。

 町では、こうした状況を踏まえ、町民が安心して暮らせるまちを目指し、平成26年4月に弘前市及び近隣市町村(黒石市、平川市、板柳町、大鰐町、田舎館村、西目屋村)と連携して、「弘前市市民生活センター」を中心とする消費生活相談体制を整備しました。

 弘前市市民生活センターは消費生活に関する広域的な相談窓口であり、専門的な知識や経験等を有する専門の消費生活相談員により、消費者トラブルの早期解決や消費者被害の未然防止を図るための取組を行っています。

 令和2年度からは、これまでの高齢者を中心とした消費者トラブル等を未然に防止し、町民が安全・安心に暮らせる社会づくりを目指す「藤崎町相談窓口紹介ネットワーク」に加えて、地方公共団体及び地域の関係機関(医療・福祉・警察関係など)が連携した「消費者安全確保地域協議会」へと移行したことで、より地域間での連携が強化されました。
 
 今後も、町民の皆さんが安全で安心して暮らせる社会を実現するため、消費者行政の推進に取り組んでまいります。

  

令和5年11月 藤崎町長 平田 博幸