開催期間 平成24年12月7日(金)~12月16日(日)

 押し花(白崎むつ子:藤崎町)、マクラメ(葛西里美:藤崎町)、ねんど細工(加福千賀子:藤崎町)、ねんど細工(高田久美子:藤崎町)、トールペイント(奈良岡理加:青森市浪岡)の出展で、270点の作品が並んでいます。

 

 

マクラメとは・・・葛西里美さんによる会場説明書きによると「由来はアラビア語の「結ぶ」を意味する「ムラカム」が変化してマクラメになったと言われています。現在ではひもを結んでいく技法をあらわし、アクセサリー(ミサンガ)からインテリアグッズまでいろいろな作品に利用されています。」

葛西さんはダルマ手芸手編み研究会公認指導者の肩書きをお持ちで、今回もおしゃれなバックから日用的なものまで多彩にならんでいます。

こんなものまで! 可愛いですね。

 

 

可愛いといえば・・・ねんど細工の加福千賀子さんと高田久美子さんの作品です。

まずは高田さんの作品を。高田さんは、りんごの枝工芸も作っていたのですが、加工が大変なようで今はねんど細工を中心に活動しています。

作品の一部にりんごの枝工芸が使われていて、やっぱり高田さんらしい作品になっています。

 

こちらは、加福千賀子さんのねんど細工。

加福さんは、お孫さんが生まれたばかりで最近はなかなか制作の時間がとれないようですが、ご家族みなさんで加福さんの制作アイデアを支えてくださっているようで、和気藹々と楽しんで作っている様子がお話しからもうかがえて、作品を観ていて楽しくなります。

 

トールペイントは・・・「いろいろな素材に絵を描き飾ったり、日常生活で使って自分のスタイルに合った暮らしを楽しむアートです。ヨーロッパで生まれ、アメリカに渡り近年日本でも多くの人に愛されるアートになりました。デザインや手法をマニュアル化してあるので「絵心がないから・・・」と思う方でも手軽に楽しむことができます。」(会場説明書きより)

日本手芸普及協会ペイント部門講師、日本ディコラティブペインティング協会講師会員という奈良岡さんは、ご自宅でもトールペイントの教室を開いていて、今回は教室の生徒さんの作品も一緒に展示しました。

こんな可愛い作品もあります。お部屋にあったらきっと心が和みますね。

 

最後は、押し花の白崎さんの作品です。まったく芸術としか言いようがありません。

押し花に魅せられて今年で9年目だそうで、いろいろな困難があっても「押し花を続けたい」との一心できたというのですから素敵です。

ご覧になったお客さまが口々に「(作品の中の)こんなところ(家)に住んでみたい・・・」と思いをはせながらうっとりして言います。

上の作品「冬景色」には、ヤマハハコ・ラムズイヤー、ニンジンの葉、カラムシソウ、コアジサイが使われています。

 

下の作品「ふるさとの春」は、岩木山をモチーフにりんごの花が咲き誇っていて見事に我がふるさとの様子が表現されています。

あらためて・・・これは「押し花」です。

この作品には、りんごの花(黄王)、ブドウの木皮、サニーレタス、シロタエギクが使われているそうです。

思わず「サニーレタス??」「どこに使われているの・・・?」と探してしまいます。

白崎さんは「昨日、買い物に行ってサラダ用にレタスを買おうと思ったのだけど高くて、サニーレタスを買ったの。サラダ作る前に思わず、食べるだけじゃもったいないから(押し花用に)押しておこうかしら・・・って思っちゃったわよ~」と明るく笑って話してくださったのには、私も思わず大笑いしました。

 

どの出展者の方も、楽しんで作ってるんですよね。観ているこちらも楽しくなってきます。

来年の干支の作品があったので、最後にマクラメと押し花の作品を紹介します。

ミニ体験も会場にて開催しております。やってみたい方はぜひ会場にて声をかけてください。

作品展は、12月16日(日)までです。雪の中ですがお気をつけておいでください。お待ちしております。