開催期間 平成25年3月1日(金)~3月10日(日)

毎年この時期に開催してきた写真展も8回目を数え、今年も会員7名による48点の写真が並びました。

 

写真のテクニックも大切なのでしょうが、何よりもこの写真展は会長の木村義則さんの言葉を借りると、「肩ひじはらずリラックスして観ることのできる写真展」という言葉の通り、会場の中もいつも和やかで、お客さまは、それぞれ自由に楽しんでご覧になっているようです。

 

お出迎えの作品は、豪雪を物語る1枚から。

「山の宿」(嶽温泉)木村義則

 

 

 

滝が勢いよく落ちる(動)のと対照的に、花一輪(静)を見事にとらえた1枚。

「ひっそりとⅠ」(秋田県)石澤ゆき子

 

 

 

藤崎町民ならほとんどの人が「え!本当なの?」と足を止める1枚。

タイトルにもひきつけられます。

「私達も町民です」(キツネとタヌキ:藤崎町)田澤文雄

藤崎町を流れる岩木川と浅瀬石川の河川敷にいるようで、同じ町民として何とも身近に感じる1枚です。

 

同じく田澤さんの「あごだいじょうぶ?」というタイトルが楽しい、コウノトリを撮影した1枚。

タイトルは楽しいですが、これは撮影の為に近くに寄った撮影者に対しコウノトリがくちばしを大きく開き鳴らし(クラッタリング)、

「それ以上近寄るな!」というメッセージ(威嚇)を発しているのだそうです。

 

その他の会員の方の写真も紹介したいのですが、出展作品のタイトルの一部だけ紹介しますと・・・

木村義則  「秋を惜しむ」(猿倉温泉)、「整列」(十和田湖)他

石澤ゆき子 「こけし灯籠」(黒石市)、「暁天」(藤崎町)他

佐藤市記  「祭り好き1~3」(浅草三社祭りほか)他

田澤文雄  「秋彩の山門」(黒石市浄仙寺)、「三週間ぶりの再会」(フクロウ・藤崎町)他

小笠原晃一 「夜桜」(弘前公園)、「希望の光」(藤崎町)他

石澤宣昭  「黄葉」(弘前公園)、「伝承1~3」(藤崎町)他

平田弘道  「観光水車」(安曇野)、「富士のシルエット」(江の島)他

 

その他の写真は、会場でご覧になっていただきたいと思います。

 

 

最後に、会員の紅一点 石澤ゆき子さんの「晩秋Ⅰ」(藤崎町)を紹介します。

朝はやい時間(まだ朝日もようやく出始め)、歩いて家を出て稲刈りの終わった田んぼの端を歩いていた時の1枚だそうです。

今回は、この写真が好きとおっしゃるお客さまが多く好評の1枚です。

よくみると夜露で羽がぬれたままのトンボが8羽。じっと夜が明け朝日がのぼるのをただひたすら待っている姿に、様々な思いを感じるのではないでしょうか。

(写真を写真で紹介するのは難しいですが)会場でご覧になっていただくと、もっとよく伝わるかと思います。

 

 

会期は3月10日(日)までです。(最終日は15時終了)

お天気の良い日を選んでおでかけください。お待ちしております。